北海道の冬道は、道央・道北・道東・道南で路面の表情がまったく違います。交差点のミラーバーン、極寒の圧雪、見えにくいブラックアイスバーン、凍結と融解の繰り返し——走行エリアに合わせた選び方が安全につながります。
売れ筋は、当店の過去3年分・北海道地域 4,753件のスタッドレス受注データから集計しています。昨年以降に発売された新商品は累計期間が短くランキングに入りにくいため、別枠で紹介しています。
掲載はガイドです。価格・在庫・適合の最終確認はコニシタイヤオンラインの商品ページ、またはお問い合わせでご確認ください。
道内エリア別の冬道とタイヤ選び
北海道は広く、同じ「冬」でも優先すべき性能が変わります。通勤や帰省で通るエリアを軸に見てください。
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道央エリア
札幌・小樽・千歳など
路面の特徴
降雪量が多く、道内で最も交通量が多いため、交差点や坂道で雪が踏み固められ、鏡のように滑るミラーバーンが出やすいです。シーズン初めや春先、日中の気温上昇時はシャーベット路面も頻繁で、一日のうちに路面がめまぐるしく変わります。
タイヤ選び
ツルツルに凍ったミラーバーンでの滑り出しを防ぐ、氷上密着とブレーキ性能が最優先です。水の浮いたシャーベットではハイドロプレーニングを防ぐ排水・排雪性能も重要で、プレミアムモデルが向きます。
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道北エリア
旭川・稚内・留萌など
路面の特徴
シベリアからの寒気の影響が強く、極寒と豪雪に見舞われやすいエリアです。真冬日が続くため路面は融けにくく、硬い圧雪が基本になります。市街地の交差点では排気熱や摩擦熱で一時的に融けた表面が再凍結し、マイクロアイスバーンに変わることがあります。
タイヤ選び
マイナス10℃を下回ってもゴムが硬化しにくい、低温でもしなやかなコンパウンドが必要です。圧雪を噛んで進む深溝・トラクション性能が高いスタッドレスを選び、豪雪時の立ち往生リスクを下げましょう。
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道東エリア
釧路・帯広・北見など
路面の特徴
道央や道北に比べて降雪量は少ない一方、太平洋側特有の晴天が多く、夜間の放射冷却で気温が急低下します。アスファルトの隙間の水分が薄く凍り、一見ただの濡れた道路に見えるブラックアイスバーンが夜間から早朝にかけて出やすいです。晴れた日中は乾燥路面になります。
タイヤ選び
目視しにくい薄い氷に対応するため、除水・吸水の速さが重要です。降雪が少なくドライ走行も多いため、ヨレやふらつきを抑え、摩耗が少ない操縦安定性とロングライフ性能も見てください。
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道南エリア
函館・室蘭・苫小牧など
路面の特徴
道内では比較的温暖ですが、気温が氷点下とプラスの間を行き来しやすいのが特徴です。夜間に凍った路面が日中に融け、夕方に再び凍る凍結融解が繰り返され、濡れた氷の表面に水膜が浮いた、最も滑りやすいコンディションが出やすいです。
タイヤ選び
融けかけの氷の水膜を取り除く吸水性能が不可欠です。積雪のないウェット・ドライを走る時間も長いため、雨の日のグリップも考慮してください。
履き替えカレンダー(目安)
最終判断は直近の天気予報と、通勤・峠越えなど実際の走行エリアで調整してください。
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10月
初雪の前に交換開始
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11月
本格冬へ。未交換は急ぐ
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12月
厳冬。氷上性能が本領
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1月
一年で最も過酷
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2月
圧雪・凍結が続く
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3月
残雪とシャーベット
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4月
寒の戻り。外す判断は慎重に
最終判断は直近の天気予報と走行エリアで調整してください。時期の考え方はスタッドレスを外す時期でも解説しています。
COLUMN
北海道におけるスタッドレスタイヤ履き替え時期の目安
秋:スタッドレスへの履き替え(10月中旬〜11月上旬)
平地(札幌・旭川・函館など)の初雪は、例年10月下旬〜11月上旬頃です。天気予報に雪マークが出るとカーショップやガソリンスタンドは予約が集中し、数時間〜数日待ちになることがあります。そのため初雪の約2週間前(10月中旬〜下旬)に余裕を持って履き替えるのが基本です。
中山峠、石北峠、三国峠などの主要峠では、早ければ9月下旬〜10月上旬に初雪・凍結が始まります。秋に峠越えを予定している場合は、10月上旬の履き替えが必要です。
春:夏タイヤへの履き戻し(4月中旬〜5月上旬)
スタッドレスのゴムは路面温度が上がると柔らかくなりすぎ、滑りやすくなったり摩耗が進んだりします。日中だけでなく最低気温が安定して5℃以上になる4月中旬以降が履き戻しの目安です。
4月に平地の雪が融けても、ゴールデンウィークに峠を越える場合や道北・道東へ遠出する場合は、日陰や早朝に凍結が残ることがあります。GWに遠出するならGW明け、街乗りだけなら4月中旬〜下旬と覚えておくと安全です。
北海道で選ばれているスタッドレス TOP5
ブリザック VRX3 がシェア 21.5% で突出。2位・3位はSUV専用が続き、乗用車用の定番とSUV用が二本柱です。
当店の北海道地域におけるスタッドレス受注(過去3年分・全4,753件)から集計。棒の長さは受注件数比です。昨年以降に発売された新商品は累計期間が短いためランキングに入りにくく、最新スタッドレス新商品情報で紹介しています。
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1
BRIDGESTONEBLIZZAK VRX3
1,020件(21.5%)
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2
YOKOHAMAiceGUARD SUV G075
539件(11.3%)
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3
BRIDGESTONEBLIZZAK DM-V3
442件(9.3%)
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4
GOODYEARICE NAVI 7
346件(7.3%)
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5
PIRELLIICE ZERO ASIMMETRICO
311件(6.5%)
ブランドシェア
同じ過去3年分・4,753件の集計です。ブリヂストン(ブリザック)が 2,237件・47.1% を占めています。
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BRIDGESTONE
2,237件(47.1%)
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YOKOHAMA
822件(17.3%)
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GOODYEAR
694件(14.6%)
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PIRELLI
313件(6.6%)
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GRIPMAX
312件(6.6%)
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その他
375件(7.8%)
なぜこの5本が選ばれるのか
北海道では氷上の安心とサイズ展開の広さが決め手になりやすいです。各銘柄が向きやすいエリアも併せて紹介します。
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受注 1位・21.5%
BRIDGESTONE
BLIZZAK VRX3
北海道で信頼と実績が厚いブリザックのフラッグシップ。発泡ゴムが氷上の水膜を除去し、ミラーバーンでもブレーキ性能を発揮しやすい一本です。道央(札幌など)や坂道の多い地域に向きやすいです。
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受注 2位・11.3%
YOKOHAMA
iceGUARD SUV G075
SUV専用で、重い車重でも滑りやすい路面で剛性を保ちやすい設計です。低温時のゴムの柔らかさを長くキープする吸水ゴムを採用。道北(旭川など)や深雪を走るSUVに向きやすいです。
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受注 3位・9.3%
BRIDGESTONE
BLIZZAK DM-V3
SUV専用ブリザック。氷上の摩擦力を高める発泡ゴムと、泥や深雪を排雪しやすい溝が特徴です。G075と同様、SUV人気の高い内陸エリアで支持されています。
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受注 4位・7.3%
GOODYEAR
ICE NAVI 7
氷上性能とドライでの走りやすさ、価格のバランスで選ばれやすい一本です。寿命も長く、コストを抑えたい層の受け皿になっています。道東(降雪が少なくアスファルト走行が多い地域)に向きやすいです。
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受注 5位・6.5%
PIRELLI
ICE ZERO ASIMMETRICO
日本市場向けの非対称パターンで、アイスバーンでの制動と横滑り抑制に振っています。街乗りを安全かつ経済的に済ませたい層にも選ばれています。道南(凍結と融解が繰り返される地域)に向きやすいです。
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最新スタッドレス新商品情報
ランキングは過去3年の累計です。2025〜2026年発売のモデルはまだ件数が積み上がりにくいため、北海道の冬に効く最新技術はこちらで確認してください。
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新商品
2026年9月発売予定
BRIDGESTONE
BLIZZAK ICEPEAK
BLIZZAK DM-V3 の後継として登場するSUV・EV・HV向けの最新スタッドレス。発泡ゴムで氷上の水膜を除去し、トレッド幅を広げて接地面積を拡大。従来品 DM-V3 比で氷上ブレーキ制動距離を11%短縮し、アイスグリップシンボルも取得しています。雪上のひっかき効果と摩耗ライフも向上しており、車重の重い高性能SUVや電動車の冬道を長く支える想定です。
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新商品
2025年発売
YOKOHAMA
iceGUARD 8 SUV
「氷を掴んで、永く効く。」をコンセプトにしたヨコハマの最新SUV用スタッドレス。冬ピタ吸水ゴム SUV で氷上の極薄な水膜を吸水除去し、従来品 G075 比で氷上・雪上性能を向上させています。劣化抑制配合により、約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑え、推定摩耗寿命も G075 から延びています。ランキング2位の G075 からの乗り換え候補です。
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新商品
近年の新基準
BRIDGESTONE
BLIZZAK WZ-1
氷雪上性能と環境負荷低減を組み合わせた、ブリヂストンのプレミアムスタッドレス。Wコンタクト発泡ゴムと新トレッドパタンで、VRX3 比で氷上ブレーキ性能を約11%向上(テスト車で 15.00m から 13.32m)。ゴムの柔らかさを保つポリマーを増量し、経年での硬化を抑える設計です。ランキング1位の VRX3 の上位候補として検討できます。
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車種タイプ別の考え方
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乗用車・ミニバン
まずは VRX3。予算を抑えたい場合は ICE NAVI 7、ドライ路面の走りも重視するなら ICE ZERO ASIMMETRICO。氷上を一段上げたい場合は WZ-1 も候補です。
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SUV・4WD
車重がある車はSUV専用を優先。実績なら G075 か DM-V3。最新なら ICEPEAK(DM-V3後継)と iceGUARD 8 SUV を先に確認してください。乗用車用を履く場合は、荷重指数が純正を下回らないか必ず確認を。
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軽自動車・コンパクト
VRX3 のサイズ展開が広く、北海道ではここが第一候補になりやすいです。コスパ重視なら ICE NAVI 7 も実績があります。
よくある質問
Q.北海道でオールシーズンタイヤは使えますか?
A.北海道の冬は氷・圧雪が長く続くため、基本はスタッドレスをおすすめします。高速道路の冬用タイヤ規制や、朝晩のアイスバーンではオールシーズンでは安心しにくい路面が多いです。
Q.北海道ではスタッドレスをいつ履き替えればいいですか?
A.平地の目安は10月中旬〜11月上旬です。初雪の約2週間前に履き替えると混雑を避けやすく、峠越えがある場合は10月上旬が必要です。外す時期は、最低気温が安定して5℃以上になる4月中旬以降。ゴールデンウィークに遠出するならGW明けが安全です。詳細は履き替えカレンダーのコラムをご覧ください。
Q.北海道ではなぜブリザックが多いのですか?
A.氷上性能と効きの持続が重視される路面が多く、ブリザックはその評価とサイズ展開の広さから選ばれやすい傾向があります。当店の北海道受注(過去3年分・4,753件)でもブリヂストンが47.1%を占め、BLIZZAK VRX3が突出しています。
Q.最新のスタッドレスはランキングに入っていますか?
Q.北海道の中でもエリアで選び方は変わりますか?
A.変わります。道央はミラーバーンとシャーベット、道北は極寒の圧雪、道東はブラックアイスバーンとドライ走行、道南は凍結と融解の繰り返しが特徴です。走行エリアに合わせて氷上密着、低温ゴム、吸水、排水のどれを優先するかが変わります。詳細は道内エリア別をご覧ください。
Q.SUVに乗用車用スタッドレスを履いてもいいですか?
A.車重が重いSUVや4WD、ハイブリッドは、SUV専用の方が剛性と耐荷重の面で安心です。北海道の受注2位・3位もSUV専用(iceGUARD SUV G075、BLIZZAK DM-V3)が並んでいます。
Q.自分の車に合うサイズが分からない場合はどうすればいいですか?
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